◆◆陰陽道◆◆
(オンミョウドウ)

神道や密教、道教など日本古来のものから、
外来のものまで、あらゆる呪術の要素を融合させた
混合呪術=宇宙の原理。
文化のあらゆるレベルに浸透し、
茶道や華道、その他様々な芸能、剣道など
日本古来の文化の中には、何らかの形で陰陽五行説が残っている。
この陰陽道を用い人の運勢や吉凶、
天地異変を占う呪術者のことを「陰陽師」という。
藤原氏の栄華の頂点を究めた藤原道長も、
多くの陰陽師を配下に従えていた。
その中でも最も有名な陰陽師が
「安倍晴明」
(アベノセイメイ)である。




◆◆安倍晴明◆◆

葛ノ葉(クズノハ)という女狐と人間の間に生まれたという
逸話を持つ謎の人物。
安倍晴明の屋敷があったのは、
一条戻り橋のたもとであったといわれる。
一条戻り橋といえば、鬼の出没する魔所として有名であった。
晴明は、その一条戻り橋の下に
鬼の化身である式神を隠しておき、
必要なときに呼び出して、自由自在に操っていたと言われる
天才陰陽師として有名である。
現存している晴明神社は、もとは安倍晴明本邸跡である。
本殿の北寄りに晴明水と呼ぶ堀井があって
難病平癒の霊水となっている。
また、神社の神紋は、晴明桔梗と称する星形で、
陰陽道の祈祷呪符とされる。



    


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