●●●八坂神社●●●
京の三大祭りのひとつである、祇園祭りで知られる神社。
祭神は、素戔鳴尊(スサノオオノミコト)であるが、
元々は牛頭天王(ゴズテンノウ)と呼ばれる異形の神を祭っていた。
おそらく、インドや中国から外来の神が日本に入り、
神道と融合し「陰陽道」風に
アレンジされたものだろうとされている。
祇園祭りも、元来は祇園御霊会と呼ばれ、
この疫病の神である牛頭天王に祈願し、
疫病や怨霊をはらおうという目的があった。
現在は、新暦7月に行われているが、
本来旧暦の6月、梅雨明けの疫病が一番流行しやすい時期の
行事であったことからも伺い知ることができる。
●●●牛頭天王●●●
=(ゴズテンノウ)
妃神、婆利采女(バリサイジョ)、
蛇体の神、蛇気神龍王女(ダキシンリュウオウジョ)
を娘に持つ。
牛頭天王は、文字どおり頭が牛の形をしており、
印を結んでいる、鬼のような姿をした異形の神である。
朱智神社をはじめ、
数カ所に牛頭天王の彫像が祭ってあるが、
信仰の中心である八坂神社には、
なぜか神像は存在しない。
<牛頭天王>
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