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shanghai
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長江（揚子江）デルタの東側に位置し、東シナ海に面する、ペキン、テンシンとならぶ三つの直轄市の一つ。中国の近代化をリードする最大の商業、港湾都市。二十二の市区県から形成され、面積六一九〇平方キロ、人口一二〇〇万余り。世界最大都市の一つであり、世界一〇大貿易港の一つでもある。「東方のパリ」ともいわれる。 建国後、中国の新生都市としてよみがえり、鉄鋼、造船、化学などの重工業が発展し、近年、軽工業の発展も注目されている。しかし、工業の発展とともに、大気汚染、騒音、水質汚染など環境汚染が上海の最も厳しい問題となっているのである。 上海の歴史をたどってみると、宋代に遡る。宋代（九六〇〜一二七九年）になって、ウーソン江が土砂の堆積により川幅が狭くなり、船舶の運航が困難となった。そこで、ウーソン江の支流上海浦の西岸に港を移した。そこに現在の上海の原型ができたのである。一八四二年、アヘン戦争に敗れた清政府は南京条約の調印により上海の開港を認めた。その後、イギリス、アメリカ、日本、フランス各国の祖界（外国人の居留地）が開かれた。第二次世界大戦後の一九四九年五月に解放され、今日に至っている。
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