shanghai
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デリーは西方のインダス川流域から、ガンジス川流域およびデカン高原方面への交通の要所であると共に戦略上の拠点であった。 11世紀に建設され、16〜17世紀にはムガル朝の首都として繁栄した。1803年以降イギリスの統治下におかれ、1833〜は首都もカルカッタに移されたが、1912年再び首都となり、31年には行政の中心としてニューデリーが建設された。
旧市街はオールドデリーと呼ばれ、文化、経済の中心地となり、荘麗な宮廷建築が現存する。また、刺繍、金銀細工などの美術工芸品を売る商店が建ち並ぶ。 ニューデリーはオールドデリーとは対照的に整然とした道路や近代的建築物が建ち並び、西ヨーロッパ的外観をもつ町である。北側にはコンノート広場があり、その周辺に高級商店街やホテル、レストランが集中している。この広場から放射上に主要道路がのびている。中心部は中央官庁地区となっており、政治機構の中枢として機能している。 |