ルート
京阪「伏見桃山駅」 → 大手筋商店街 → からくり時計 → カウンターのある酒屋
→ 左へおれて:納屋町商店街 → 右へ油掛通りの西岸寺(油掛地蔵) → 寺田屋
→ 黄桜記念館(カッパカントリー) → 鳥せい(神聖) → 月桂冠の大倉記念館
→ 長建寺 → 川沿いの道 → 竜馬通り → 京阪「中書島駅」
概要
京都の伏見は、豊かな水に恵まれた銘酒づくりの里。
その銘酒を生み出す酒蔵の町並を探訪してみます。
ポイント
1)からくり時計
京阪の伏見桃山駅を降りて左側の階段をのぼると、左手につづくのが大手筋商
店街。新しいアーケードの完成を待つ今は、日差しがまぶしいほど視界が広が
っています。
少し坂になっている道を下ると、右手の銀行の正面に「からくり時計」があり
ます。長い針が12時をさす時にからくりが動き、愛嬌のある人形が挨拶しま
す。
2)カウンターのある酒屋
しばらく行くと、軒先にワインを並べた酒屋が左手にあります。少し暗い照明
の店内にはカウンターが浮かんでおり、ここで、伏見の吟醸酒の利き酒ができ
ます。出していただいた酒は3種類。淡麗なものから豊潤なものへと猪口が並
び、陽が高いけれどもいただくことにしました。
3)西岸寺(油掛地蔵)
店を出て左に折れてしばらく行くと左手に納屋町商店街のアーケード。ここを
通り抜けて右へいくと西岸寺(油掛地蔵)があります。昔、油商人が地蔵尊の
前で大切な商品の油をこぼして落胆し、残った油を地蔵尊にかけて供養し行商
したところ商運に恵まれて大金持になったということ。油の変わりに手をあわ
せて願をかけました。
4)寺田屋
来た道を少しもどり、納屋町商店街につづく竜馬商店街を抜けて右に曲がると
有名な寺田屋があります。幕末に勤王の志士が徘徊した往時の風情が今も息づ
いているようで、胸騒ぎを憶えます。
5)黄桜記念館(カッパカントリー)
竜馬商店街を横切り、少しのどが乾いたなと思っていたところにタイミングよ
く出会ったのがカッパカントリー。ホップの苦みのきいたコクのある地ビール
を味わった後は、隣のカッパのコマーシャルソングが耳にのこっている黄桜酒
造の記念館を楽しみました。
6)鳥せい(神聖)
来た道をまっすぐ行って左手にまがる酒蔵の町並みの中に居酒屋があります。
ここでは、地鶏の焼鳥を味わいながら、蔵出しの生の原酒が堪能できます。
う〜ん、心まで満足、満足。
7)月桂冠大倉記念館
ほろ酔いの幸せな気分で訪ねたのが、ご存じの有名メーカーの記念館。とにか
くお酒のづくりに関するあらゆるわかりやすく展示されていて、酒に対する蘊
蓄が増え、ちょっと「通」になった気分です。
8)弁財天 長建寺
記念館を出て右へ進むと川に出ます。橋の横にあるお寺が弁天様を祀ってある
長建寺です。落ち着いた風情のお寺の中をひとめぐりしました。
まだ少し酔いが残っているので川沿いの道を上流へ向かうことにしました。
9)川沿いの道
橋のたもとに降りて川の流れのそばにある散歩道をゆったりと歩きます。少し
ほてった顔にそよ風がここちよく、酒蔵の土塀を見ながら上流へ歩いていきま
した。
10)小さな公園
しばらく行くと小さな公園につき、ベンチに腰掛けて一休みしました。少し戻
り階段をあがって左に折れると竜馬通り。さらに進めば中書島(ちゅうしょじ
ま)駅はすぐそばです。また、中書島の少し向こうには伏見港公園があり、温
水プールやスポーツジムの設備があるので、少し汗でも流すのも一興です。
[1]学研都市:21世紀体感ルート [2]京の真ん中:不思議伝説ルート
[3]宇治:物語世界への散歩ルート [4]加悦:ちりめんロード散歩ルート
[5]舞鶴:ロマンティック・ドライブルート [6]南山城:山背古道(リンク)
[7]木津川:サイクリングルート [8]伏見:ほろ酔い散歩ルート