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その夜、町では、ふしぎなじけんがたくさん おこりました。
人がとつぜんころんだり、 だれもいないのに、かみの毛がひっぱられたり、 さかなや、やさいが、そのへんに浮かんでいたり。 もちろん、ぜんぶ”かくれみの”をきた彦一のしわざです。 「こりゃ、おもしろいわい」 |
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ところが、つぎの朝。彦一がおきると、
きのうの夜、家にかえって ものおきのすみにおいておいた ”かくれみの”を 、おばあさんがもやしていました。 だいじな”かくれみの”はすっかり灰に なってしまいました。 けれども彦一は、あきらめません。 はだかになると、”かくれみの”の灰を ぺたぺたとからだじゅうにぬりまし た。 すると、彦一のすがたは見えなくなりました。 |
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