第1回ワークショップ
●言葉をつかわないコミュニケーション体験
「音玉まわし」の体験です。まずひとりひとりが木琴の一片とばちを持ち、いろんな音の表現をしてみます。
堅い音、くぐもった音、揺れているような音。一片の木からいろんな音が出せます。スタッフも含めた30数人が輪になります。そして隣の人が鳴らす音を聞いたらすぐに自分の木片を鳴らし、それを聞いた次の人が鳴らし...と音をリレーさせていきます。輪になっていますから、文字どおり音が廻るのです。
次に、全員木片を置いて、今度は自分の手で1回の拍手。ぱん、ぱん、ぱんと伝わっていく。大人も子供もごっちゃに混ざった人の輪のなかで、拍手の音の輪が澱まずきれいな弧を描き、何回も何回もまわしていくと、言葉に出来ない一体感が体を包んでいきます。
[スタッフのコメント]
木片や拍手で音を出すことをひとりひとりが楽しんでいるようです。最初は自分が隣にバトンタッチする、という感覚なのですが、だんだん回転が速くなると、隣から来た音に押されて鳴らしてしまう、という感じになってくるのが不思議です。
「伝える」ことから「伝わっている」という感覚をつかむことができるプログラムでした。
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