第1回ワークショップ
●オリエンテーション
日暮れにはもう少し時間がある。中庭で太鼓の音がとどろき始めました。プロのドラマーである越智兄弟の打ち鳴らす太鼓の音が、ワークショップ開始の合図です。
いったい何がこれから始まるというのだろう?ちょっと緊張した面もちの参加者達が中庭にそろいました。太鼓の音はさらに高まっていきます。
叩いてごらん、という越智さんのジェスチャーに、太鼓を渡された男の子が最初はおずおずとスティックをにぎります。そして越智さん達の笑顔と太鼓のリズムで、次々に太鼓を叩き、巻き込まれていく参加者達。みんなの鼓動が同じリズムで最高に高まった頃、ようこそ、ワークショップへ!とプロデューサーの竹村さん。今の音は「いらっしゃい!」という音を伝えていたんだよ、と越智さん。太鼓の音で言葉を伝えあうことが出来るトーキングドラムは、アフリカでは部族で伝えあうコミュニケーション手段として存在しています。
越智ブラザーズが打ち鳴らす太鼓の音です
[スタッフのコメント]
今回のワークショップは、1泊2日の合宿ワークショップからはじまりました。いつも一緒に暮らしているのになかなか話をする機会のない現代の親子。デジタルメディアを使った新しい生活体験は、人と人とのコミュニケーションについてあらためて理解を深める体験になるはず。
さて、アフリカンドラムによるオリエンテーションの導入は圧倒的な体感となり、「言語」ではなく「感覚」レベルでのコミュニケーション体験となったようです。
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