火は霊性の根源であり、生と死の象徴であり、
創造と破壊を同時にもたらす。
イザナミ女神は自己の死と引き換えに、
鉱物と土と水と生産の神々を世にもたらした。
それは火山活動がマグマを噴き上げ、
溶岩や火山灰を噴出しながら
やがて肥沃(ひよく)な大地をつくっていくさまを表している。
イザナミ女神の「女陰(ホト)」は
火山の火口としての「火処(ホト)」であり、
そこを通して
目に見えない隠れたる隠身(カミ=神)の世界が
露出してくる回路(チャンネル)なのだ。
その意味では「ホト(女陰=火処)」とは
霊的エネルギーが物質的エネルギーに
変換され噴出するトランスミッターであり、
火=霊(ひ)の経絡のツボなのである。