第3回ワークショップ


[コラム]

●「リアルな体験・確かな実感」

 words/もりかわちづる(ワークショップ・スタッフ)

 ワークショップを開始して2カ月を過ぎ、オンラインコミュニティを通じた参加者同士の関係の深まりが確かに見て取れるのですが、この関係と、対面コミュニケーションにおける関係との比較やバランスの取り方にとても興味深いものがあります。お互いの家族のことをよーく知っていてすごく親しいような、しかし、顔を合わせるとちょっと気恥ずかしいような....。

 また、ワークショップを通じて明らかな変化を見せている親子や個人の様子が見て取れます。このワークショップがきっかけで、パソコンに夢中になった母子、親や子の知らなかった一面に出会った家族など。そこからは、親子の関係性やコミュニケーションセンスまでも伺い知ることが出来、その変化を感じたとき、こちらまでも思わず微笑んでしまいます。

 全体に参加者達のプログラムに対する理解度が非常に高く、楽しんで参加している様子が見受けられるのですが、ワークショップ(特にオンラインコミュニティ)へ主体的に関わるか受け身で捉えるかどうかのスタンスの違いが、今後のジングルベルプロジェクトにも繋がってきます。

 積極的に取り組めば取り組むほど、問題や課題も見えてくる一方、コミュニケーションウエアへの理解も深まるからです。スタッフサイドはそうした変化や気づきに対して有効となるサポートを意識していかなくてはならないことを痛感します。

 オンラインを含めた様々なプログラムでの体験が、参加者達の確かな実感として残って行くことを願ってやまないのですが....。

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