一般に社交上の儀礼をあらわす慶弔電報は、利用促進をはかる目的で始められた制度です。定められた例文のみでなく任意の文も使用できる慶弔電報制度は、年賀電報に引き続き、昭和11年(1936)に発足しました。これに伴い年賀電報規則は廃止され、年賀電報も含めた制度に改正されました。料金は、例文電報は年賀電報と同額、任意文電報は字数に応じ一般私報の料金と同額とされました。この時代、翌昭和12年(1937)には日中戦争がはじまり、次第に戦況が深まっていきました。