共同通信社提供
日中戦争が始まり、電波もラジオ放送も統制の対象となり、ラジオ番組は、戦争一色の放送内容となります。同時に共有できる娯楽としてすっかり定着したラジオによって、今度は戦争を共有していくこととなったのです。1941年(昭和16)12月8日、日米開戦の臨時ニュースが放送されます。以後、大本営発表の戦況録音が茶の間に流れはじめ、ラジオは戦争を人々の身近に引き寄せていくこととなりました。