電信・電話の誕生

電信の誕生


1837年、モールスは電気を使って信号を伝える機械「電信機」を発明しました。そして、1844年、モールスはボルチモアとワシントンの間に130kmの電線をひいて電信の実験をし、「神は何を創造なさったか」という言葉を送ることに成功しました。
1850年には、イギリス〜フランス間が電信線で、1857年にはイギリス〜アメリカ間が大西洋海底ケーブルで結ばれました。
その後電信線は世界各地にはりめぐされ、多くの人々が電信を利用できるようになりました。
モールスが発明した電信機

サミエル・フィンレイ・ブローズ・モールス
1791年イギリスに生まれました。アメリカに移住して電気の研究を続けました。

モールス電信機のしくみ
  1. 送信キーを押して通信を始めると受信機のコイルに電流が流れます。
  2. コイルの中の鉄の棒が磁石になり鉄片を吸いつけます。
  3. キーを離すと電流が切れ、ばねの力で鉄片は鉄の棒から離れます。
  4. この鉄片の動きを紙テープに記録していきます。最初は針を押しつけて刻印していましたが、その後針の代わりにペンで記録したり、音で受けたり(音響機)するようになりました。

Shockwave


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