子供の世界


チームでチェスをしたことがありますか?

チェスをしている子供たちに会ってみよう!

ルイス・ウング君は12才。ニューヨーク市にあるモット・ホール校の6年生です。そして彼は、それぞれがいろいろなバックグラウンドを持つ子供たちで構成される、すばらしいチェス・チーム「ダーク・ナイト」のメンバーでもあります。彼の先生でありコーチでもあるモーリス・アシュレー氏はチェスの「インターナショナル・マスター」であり、アフリカ系アメリカ人の中で最も勝率の高いプレーヤーです。彼は先月行われたゲーリー・カスパロフ対ディープ・ブルーのチェス・マッチのコメンテーターをしました。アシュレー氏はルイス君の学校に週に2回やってきて、ルイス君や彼のチーム・メイトにチェスを教え、彼らの上達に力を貸しています。

今週「ダーク・ナイト」のメンバーは、「ニューヨーク州チェス決勝大会」に出場するため会場に向かっています。私たちはルイス君に、チェスについて、またカスパロフ対ディープ・ブルー戦について聞いてみることにしました。

子供の世界:どうしてチェスが好きなの?

ルイス君:チャレンジできるから。チェスをやってると集中できるし、周りの人たちに対して自分がどう振る舞えばいいかが分かるようになるんです。早打ちチェスをやると早く考えられるようにもなります。

子供の世界:いつ頃からチェスを始めたのですか?

ルイス君:4年生の頃からです。

子供の世界:この学校でみんなといっしょに習ったの?

ルイス君:いいえ、僕のお兄さんが教えてくれたんです。お兄さんはこの学校に通っていて、チームにもいたんです。お兄さんは今14才です。

子供の世界:カスパロフとディープ・ブルーの試合のことは知ってますよね?この試合のことはどう思っていますか?

ルイス君:大変な試合でした。彼はすばらしいチェス・プレーヤーです。

子供の世界:コンピューターとチェスをしたことはありますか?

ルイス君:一度だけあります。とっても面白かった。

子供の世界:人間とするのと、どこが違うのかしら?

ルイス君:人間とするときは、相手と話ができることです。

子供の世界:どちらが好きですか?

ルイス君:人間の方です。ほかのチームの人とチェスをすると、相手のいいところや、どうしたら仲良くやっていけるかがよく分かるからです。学ぶべきことが見えてくるんです。

5年生で10才のアイリーン・エスピノザちゃんとジョアンヌ・カザレスちゃん。二人は自分たちが見つけたカスパロフ対ディープ・ブルー戦の雑誌記事を、アシュレー氏のところへ見せにきました。そこで「子供の世界」は彼女たちにいくつかの質問をしてみることにしました。

子供の世界:この記事を見る前に、カスパロフ対ディープ・ブルーのチェス・マッチについて聞いたことがありましたか?

アイリーンちゃん:知ってたわ。お父さんのラジオでニュースを聞いたの。カスパロフには大変な試合だったみたいだけど、あの人はイマジネーション戦法を使ったのよ。

子供の世界:チェス・チームには男の子より女の子の方が多いと聞いてるんだけど。

アイリーンちゃん:その通り。女の子の中にもチームに残らない子はいるけど、私たちは好きなの。

ジョアンヌちゃん:最近女性もチャンピオンになったわ。名前はZというんだけど。

アイリーンちゃん:Zだって?!?

ジョアンヌちゃん:そうよ。またの名をS-Zというの。女の子でもたくさんチェスをやってるわ。

子供の世界:あなたたちはチームに残るつもりなの?

アイリーンちゃんとジョアンヌちゃん:もちろん!


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私たちの友達の リッチー (英語) に、カスパロフ対ディープ・ブルー戦についてどう考えているのか聞いてみましょう。

カスパロフ対ディープ・ブルーのチェス・マッチ (英語) について

レディスミス・ブラック・マンバゾ と子供が歌うグローバル・コーラス


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