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伊勢うどんずんぐりと太い麺にとろりと濃いタレがかかった伊勢うどん。タレはあくまで少なめで、うどんが幅をきかせています。うどんの常識をくつがえすような独特の見てくれと素朴な味わい。タレは一見したところでは、濃い味のように見えますが、食べてみると案外まろやか。お伊勢さんに参ったら、ぜひ食べてみたい伊勢の味です。 |
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赤福(あかふく)宝永4年(1707年)に五十鈴川のほとりに店を出してから280年余り、赤福はお伊勢参りの人々の旅の疲れをいやしてくれる甘味をふるまってきました。老舗の味を守り続け、今の店主は10代目。赤福では、朝4時に竃(かま)の火を焚くことを一日も欠かさずに続けたとか。屋号は「赤心・慶福(せきしん・けいふく)」という言葉に由来します。赤心つまりまごころを持って他人も己も幸せ(慶福)であれと願う、神宮参拝者の心持ちから名付けられた名前です。赤福にはいつも大勢の参宮帰りの客がつめかけ、いつのまにかツバメまで店先に巣を作るようになりました。
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