画図百鬼夜行 風之巻
(国立国会図書館所蔵)
解説
地方によって、見越し入道、見上げ入道、高入道、お見越し、 次第高などとよばれる妖怪で、全国的に広まっているようで す。多くの話では、道で出会う妖怪で、みるみる大きくなり、 見上げれば見上げるほど背が高くなっていくことになっていま す。その後の部分はいろいろと話によって異なっていて殺され ることもあります。正体も、
狸
、
カワウソ
、ムジナとかいわれ ることもあります。
「見越し入道見抜いた」とか「見越した見越した」というと、 助かるということです。