百鬼徒然袋 巻之下
(国立国会図書館所蔵)
石燕曰く
かくれし神を出し奉んとて岩戸のまへにて神楽を奏し給ひし天鈿女の いにしへもこひしく、夢心にもおもひぬ。
解説
これも由来はよくわかりませんが、石燕の記している「岩戸のまへにて 神楽を奏し給ひし天鈿女(あまのうずめ)」は、よく知られている 天の岩戸の前での大騒ぎの時に天鈿女が鳴り物である鈴を持って 踊ったという事でしょうか。その時の鈴が変化した妖怪でしょうか。