TELECOM MARKET OF THAILAND


電子通信インフラの指標
The Communication Authority of
Thailand(CAT)
The Telephone Organization of
Thailand(TOT)

経済見通しと通信インフラストラクチャー [In Chinese]

タイは、1980年代半ばから急速な経済成長を遂げた。この成功は、198 0年代書記の構造調整及び1980年代広範の良好な経済環境による。国内の 政治的混乱と世界経済の成長鈍化に直面しながらも、タイ経済は依然極めて好 調であり、GDP成長率は1992年には7.5%となり、1995年まで8 %を維持する見通しである。しかし、1980年代後半に見られた2桁成長は、 今後10年間は期待できないと見込まれる。

多くの発展途上国と同様、タ イのインフラストラクチャー拡充政策は、運輸、電力、上下水道に集中し、電 気通信はやや軽視されてきた。1991年では電話回線数は187万回線で、 100人当たり2.8回線に過ぎない。また、回線の設置はバンコクに偏って おり、1991年のデータでは、100人あたり地方が1.08回線、バンコ クが14.45回線となっている。

CAT及びTOTは、民間企業ととも にタイの通信インフラストラクチャーの拡充に努めている。主要なプロジェク トには、光ファイバー技術によるバンコク、地方での300万電話回線の拡充、 自国衛星の打ち上げ、ISDNの導入、テレポート建設及び国内・国際光ファ イバー網の敷設がある。

通信インフラストラクチャーの整備は、迅速でバ ランスのとれた経済成長、情報化による国民生活の質向上、バンコク・エリア への過度な集中の緩和に資す。また、タイ経済がより技術集約的な段階に入る につれ、熟練労働者の不足が大きな問題となると考えられ、国家的優先課題で ある教育システムの強化には通信システムの拡充が必要である。さらに、「ジャ スト・イン・タイム」の製品供給が肝要な今日のグローバルな企業競争環境に おいて、通信システムの拡充は不可欠といえる。


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