てんびん座
てんびん座は正義の女神アストレアが善悪をさばくために使ったといわれるてんび
んです。
昔、この世界が黄金時代だったころ、女神アストレアのてんびんはいつも正義に傾
いていました。人も動物もみな幸せに暮らし、一年中がいつも春でした。
やがて銀の時代となり、強い者が弱い者をしいたげる時代となりました。神々は人
間に愛想をつかして天上へ帰っていきましたが、アストレアはとどまって人間に正義
を説きつづけました。しかし銅の時代となり、人々はお互いに戦争をはじめ、アスト
レアのてんびんも悪のほうに傾く一方になると、女神はいたたまれなくなって天上へ
と去っていったということです。
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