手の動作でモールス符号を送信し、音響器の送信音でモールス符号を聞き分けて通信文を記録する音響電信機は、印字通信方式に比べて装置や取り扱いが簡便なため、通信能力を大変向上させました。標準通信速度は、1分間に75字のかな文字を送受信。実用化されたのは明治31年(1898)からでした。