電気通信の基礎

LSIのしくみ

LSI(大規模集積回路)は、数ミリ角の半導体の薄い板に、抵抗やトランジスタなど数万個以上の回路素子を集積して一体化した電子部品です。LSIは、コンピュータの演算回路やメモリなどに利用されています。

LSIってどんなもの?
LSIは、数多くの部品をひとつの半導体の上に組み込んで一体化したものです。
なぜLSIを使うの?
小型化、軽量化できること。電力消費が少なくなること。多くの部品を一体化 できるので、接続するためのハンダづけがなくなり、信頼性が高くなること。 また、小型化されることにより信号の伝わり方も速くなり、性能が向上するこ と。そして、量産できるので、コストを安くおさえることができるなど、さま ざまなメリットがあります。
LSIはどんなふうに使われているの?
論理LSI
論理回路の組み合わせでできており、ソフトウェアの指示で計算などの演算処理ができます。
メモリLSI
プログラムや計算結果などの情報を記憶できます。メモリの種類には、情報を自由に入れたり出したりできるRAMと、製造するときにあらかじめ入れられた情報をとりだすだけのROMがあります。
Shockwave
この回路は、入力A、Bどちらかに信号があれば、出力Cに信号がでる回路の例です。
ワンチップマイクロセッサは、コンピュータの制御部分を1個のLSIで実現したものです。
最新の1メガビット(100万ビット)超LSI1個で、かな文字やアルファベット文字で約12万8千文字が記憶でき、新聞に換算すると約7ページ分になります。

どんなものに利用されているの?
コンピュータはもちろん、テレビ、ステレオなどにも利用されています。また、電気通信システムのなかでも、交換機やファクシミリなどいろいろなところで使われています。
コンピュータステレオファクシミリ電子手帳 電卓


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