百鬼徒然袋 巻之中
(国立国会図書館所蔵)
石燕曰く
山田もる提灯の火と見ゆれども、まことに蘭ぎくにかくれすむ 狐火なるべしと、ゆめのうちにおもひぬ。
解説
不明。提灯の火のお化けのようだが、詳細はわからず。 誰もいないのに空中に浮かぶ鬼火のようなものでしょうか? 鬼火の中には、地上1メートルくらいを提灯のように 飛ぶという「提灯火」なるものもありますが、鳥山石燕の絵を見る限り、 少々イメージが異なるような気もします。
「百鬼徒然袋」に描かれているところをみると、これも提灯がなんらかの 魂をもったものでしょうか。 →
付喪神