アイサーチ・ジャパン(I.C.E.R.C Japan=International Cetacean Education Research Center Japan)は1990年にオーストラリアで開催された「第2回国際イルカ・クジラ会議」に日本人として初めて参加した岩谷孝子によって設立されました。同会議を主催するアイサーチ(I.C.E.R.C=International Cetacean Education Research Center)の姉妹団体として、独自のビジョンと理念を持ち、幅広い活動に取り組んでいます。
アイサーチは1988年、オーストラリア政府公認の非営利団体として設立。「イルカ・クジラに対する人々の意識を高め、理解を深める」ため広く適切な環境・設備・情報を提供し、世界中の研究者や、イルカ・クジラに関心を持つさまざまなジャンルの個人・団体をネットワークする機関として活動しています。さらにこうしたネットワークを通して人々の交流をはかるため、二年に一度「国際イルカ・クジラ会議」を開催しています。
イルカ。クジラ。この海の仲間たちに興味・関心を抱く人たちが集まっているのがアイサーチ・ジャパンです。
年齢も職業もいろいろですが、「イルカっていいな」「自然っていいな」…そんな共通の思いを持つもの同士が、常にオープンな気持ちでいられる場所。お互いを尊重しあい、信頼しあえる場所。アイサーチ・ジャパンはそんなコミュニケーションの場でありたいと考えています。
アイサーチ・ジャパンの活動は全て、メンバーのボランティア(自発的)な気持ちによるものです。自由な発想で「やりたい」と思う人が先ず手を挙げ、同じ思いを持つ人たちを自然なかたちで巻き込んでいく…。このうずまきが、やがて大きく、社会に向けてアイサーチ・ジャパンの理念を実現する具体的な活動となり、その中でメンバー一人ひとりが自己実現していく。アイサーチ・ジャパンはそんな活動の場でありたいと考えています。