Dolphin Talk

アイサーチ・ジャパンはなぜ活動してるの?


 いかがお過ごしですか? 週末から4日間、天国へ行ってきました。天国は空の向こうではなく、この地球上にありました。朝目が覚めると、鳥のさえずりと木々の緑に包まれ、遠くに小川のせせらぎが聞こえ...。湧き水を引いた水道から流れる冷たい水で顔を洗い、「気持ちいい」と、心喜びが声になり、遠くの山から吹きおろす風が体を抜け、深く息を吸い込み「気持ちいい」。畑で汗を流し、体中ドロドロになり、休憩でハンモックに揺られて、また「気持ちいい」。夕日に染まる空に包み込まれて、やっぱりこの時間も「気持ちいい」。この環境を選んでそこに暮らしている人の存在は、わたしにとって精神的に友人というよりファミリー(外人だし)という方がピッタリきます。
 天国ではすべてが自然でした。意識しなくても、考えなくても「気持ちいい」のでした。心が通う人との会話も仕事もとても楽しく、時間はあっという間に過ぎてしまいました。神様は地球を、人間を、こんなにすばらしく創ってくださっていたのでした。
 都会の生活では、そんな風に感じるためには工夫や努力が必要です。目の前で会話している人の”心”が見えない、と感じることもあります。地下鉄の駅に向かう道すがら、裏道ではおなじみの木や花にあいさつをしていて楽しいのですが、国道246に出ると高速道路から降ってくる排気ガスえ灰色に色づく空気を見て、なるべく息を吸わないように気をつけながら歩いたり。けれど、そんな都会の生活でも、”自然とのつながり””人と心とのつながり”を最も大切なこととして、生きていくことは可能だと思っています。アイサーチ・ジャパンという活動を通して、わたし自身を含めた多くの人が”心暖まる人間関係””身近な自然とのつながり”を日々実感して、心豊かに生きていくことができたら...と願っています。それが”イルカ・クジラの発達した仲間同士のコミュニケーション能力や環境と調和した生き方に学び、人間社会に実践的に活かす”ということなのではないでしょうか。このような思いを大切にしながら、アイサーチ・ジャパンはこれからも具体的な活動を展開していきたく思っています。
 世界中のイルカ・クジラ的な生き方を実践中・模索中の皆さんからの、うれしい刺激をお待ちしています。たまたまオフィスは東京にありますが、それは活動の中心としてではなく、都市型社会とのコミュニケーションをとる役としてではないかと思っています。”自然や人、命のつながりを大切にした新しい社会の渦巻き”を広めましょう。アイサーチ・ジャパンの東京オフィスは、ネットワークに参加してくださっている皆さん同士でつながりを深めていく”心が通い合える場”でありたいと思います。
 経済的・物質的な価値観に支えられてきた都市で生活する人たちほど、”心と命のつながり”の中で生きる自分を意識することが大切なのでは、と改めて感じました。こんなことを感じている人たちとのネットワークと活動が、渦巻きとなって広がり、命や愛を大切にする社会へと知らず知らずの内につながっていくのではないでしょうか。ネットワークにご参加くださり、改めてどうもありがとうございます(愛と感謝を込めて/岩谷 孝子) 

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