7/05(4日目)
ETAP-4
チョール〜サインシャンド
518.35km

直射日光で気温43度。ライダーたちはゴビ砂漠に向けてスロットルをあげる。

モンゴル人の動物的方向感覚と日本人ライダーのGPS(Global Positioning System)、車載コンピューター。舞台が過酷になればなるほどモンゴル人ライダーの底力が目立ってくる。彼らはルートマップ以外は腕時計と水筒しか身につけていない。 先頭集団は砂丘に足を取られながらも、確実に砂丘の連なりを越えていく。

先頭集団がゴールした後も、まだ大半のライダーたちが砂丘の中で悪戦苦闘していた。深い砂に身動きがとれなくなる者、ミスコースして燃料を使い果たす者、灼熱の中でライダーたちは次々と砂漠の罠に陥っていく。
この日、20数名のライダーが砂漠で夜を明かした。
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