毎日新聞社提供
我が国のテレビジョン放送は、昭和28年(1953)2月、日本放送協会の手によって先駆的に開始されました。しかし、テレビ放送を普遍化するためには、テレビジョンの映像を送ったり受け取るための回線を引いた中継設備が不可欠でした。当初、日本放送協会としては、その仮施設を極超短波方式(マイクロウエーブ)によってかろうじて大阪への中継放送を実施できました。昭和29年にはテレビ中継専用制度が実施されました。