関東大震災以後の復旧を機会に、次々と手動交換方式から自動交換方式へと切り替わるようになりました。最初の自動式電話機は、A形・H形それぞれの交換機に付随したもので、その後の増加分は2号共電式電話機に1号ダイヤルを組み合わせたものでしたが、ダイヤルすると受話器に雑音が入る欠点がありました。昭和2年(1927)、これを改良した2号ダイヤルを取り付けたA形・H形共用の2号自動式電話機が採用されました。