伎楽、雅楽、舞楽、田楽、猿楽など、日本に古くから伝わる芸能には「楽」という文字が含まれているように、芸能とはいつの時代にあっても、演ずる者も観る者も大きな楽しみが共有できるもの。野村万之丞が平成の世に問う「楽劇」は、音楽、舞踏、演劇、美術といった芸術のすべてを網羅し、プロとアマチュアが一体となった、かつてないスケールの総合エンターテインメントです。縦横無尽の発想をベースに、歴史と伝統に新たな息吹を与え、そして次代を担う人々とのコラボレーションによって誕生したオリエンタル・ドラマトゥルギー、五つのヴィジョンを包含した楽劇。芸術表現の豊かな可能性が、ここにあります。 | ||