柔道
〜世界に広まった日本の武道〜


柔道のルール
相手と組合い投げるかもしくは抑え込んで勝敗を決める格闘技。 技は主に立ち技と寝技で分かれる。勝敗の決め方は その技の度合いにによって「効果」→「有効」→「技有り」→「一本」と 上がっていき一本をどちらかが取る、もしくは技有り2回をどちらかが、取れば その瞬間に試合は終る。取れなかった場合、「技有りは有効をいくつ取るよりも上、 有効は効果をいくつ取るよりも上、同種の数の勝っている方が上」 という原則で、勝敗を決定する。背中がよりきれいに落ちている方が よい。寝技は30秒抑え込んで「一本」、25秒で「技あり」20秒で「有効」 で、関節技は肘関節のみ認められており、相手の「まいった(畳か 相手を2、3回叩く)」で「一本」となる。また、絞め技もあり、 首の勁動脈を絞め相手の「まいった」もしくはいわゆる「落とす」と一本である。

柔道の歴史
柔道は、嘉納治五郎が天神真楊流柔術・起倒流柔術を学んだ後、 それに柔術諸流派を加え独自に工夫し、明治10年東京の下谷北稲荷町永昌寺に 12畳の道場から起こした「日本伝講道館柔道」が始まりである。
嘉納は柔術の技を合理的に解明しそれまで熟練した者だけが 知り得る技の極意を「崩し」「掛け」の概念で説明し 教授方法に革命的な変革をもたらした。
そしてその後順調にに普及し、その弟子によって戦前既に世界各国に普及した。 有名な人ではアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトが講道館が講道館の門弟 であった。また、フランスでは貴族多い軍人の間に広がり 上流階級の競技として普及した。
彼の柔道を
「心身の力をもっとも有効に使用する道である」

として、「精力善用」を基本原理としさらに社会的、倫理的な考察もいれ 「自他共栄」を講道館柔道修行者の2大精神とした。
その後、彼は日本人初の国際オリンピック委員に選出されている。 彼のようないわゆるインテリが一格闘技を創設したことは極めて珍しいこと だと思われる。その後嘉納は学校教育への柔道の有用性を説き、 明治44年日本で正課となった。
その後柔道は、西洋のスポーツの流入とともにより勝負を争うことに 重要性がおかれ現在のルールに近付いた。戦後GHQにより一時期禁止された 時期もあったが、1964年の東京オリンピックで正式種目となり 1993年では164カ国が国際連盟に加盟、競技人口が2000万人 といわれている。アジアでは日本を始め韓国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) ・中国・モンゴル・東南アジアなどほぼ全域に普及している。
現在では、日本・韓国が世界のトップレベルにあるが、 先のアトランタオリンピックで金メダル確実視されていた 日本の田村亮子選手が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の選手 に負けたようにアジア全体のレベルは高い。
ちなみに私はインドネシアで柔道のオリンピック代表に偶然 出会った。柔道の普及の広さをその時つとに感じたことがある。 現在ある問題点としては、嘉納の掲げた精神がなおざりにされ よりスポーツ的なルールに近付きカラー柔道着など講道館の精神性とは かけ離れたことが論じられていることなど、いわゆる 「柔道」と「JUDO」の差が広がりつつある。
柔道は総合格闘技的な要素も多分に 持っており現に柔道史上最強といわれた木村政彦はかつてブラジルに渡り 現在話題になっているグレイシー柔術のエリオ・グレイシーに唯一勝った人として 有名である。
このような要素がオリンピックではポイントの取り合いに終始し 見られなくなったといわれている。
他にも、審判員のレベルが違い、 人によって「一本」の基準が違うなど勝負の根幹に関わる問題が現在ある。
JUDO LINKS
Judo--Judo Information Site[English]
恐らく、世界中に数ある柔道関係のサイトの中で最強のサイトでしょう。情報の質、量、レイアウトの美しさなど、他のサイトとは比較にならないほど優れています。ここに行けば柔道に関する情報ならば大抵入手できるでしょう。

Martial Arts Directory [English]
スタンフォード大学の柔道用語英訳サイトです。日本語を母国語でない方にとっては必須のサイトでしょう。

IPPON Hoomepage [English]
柔道関連のビデオ、書籍、道着、帯などの通信販売を行なっているサイトです。

Fighting Films[English]
上と同じく通信販売のサイトですが、こちらはビデオが中心となっています。量は豊富です。

Judo Contents on the Internet [English]
世界中の柔道愛好家にメールを送ることができる、インターネットというメディアならではのサイトです。自分の名前を追加することも出来ます。

The World of Judo and Jujyutu [Engkish]
柔道、もしくはそれを含むものとして柔術を掲載したサイトです。柔道の乱取りの講義、大きな大会のスケジュール、リンク集、メーリングリストなど、なかなかまとまった内容となっています。

Judo For Kids[English]
決して大きくも派手でもない、テキストだけのサイトでなので物足りなく感じるかも知れません。しかし実は質が高く、柔道を始めて学ぶ子どもに必要かつ十分な情報が、一切の飾りなしに掲載されているサイトなのです。作者の愛情が伝わってきます。

柔道FAQ[English][Spanish]
Judo--Judo Information Site のなかFAQです。"What is the Purpose in learning Judo?"のような基本的かつ根本的なQ&Aのサイトです。

THE KODOKAN JUDO SITE [Japanese,English]
ご存知、講堂館のサイト。講堂館の入会の方法、国内外の大会スケジュール、アトランタオリンピックでの選手の様子のレポートなど、かなりの情報量を誇ります。さすが講堂館といったところ。

Judo Chat[English]
Auburn University Judo Club の中にあり、リアルタイムチャットが楽しめます。ただし、JAVAが必須となっています。

IJF Home Page[English]
IJF(International JUdo Federation)のサイトです。IJFの活動内容の報告だけでなく、世界の主要な試合の結果報告や、柔道を学ぶ人のための参考文献などまでもが示されています。

JUDO SITES ON THE WEB[English]
世界の主要な柔道クラブのサイトにリンクが張られています。WEB上で柔道クラブの情報を検索するなら、まずここに立ち寄りましょう。

Home Page fir Daniel R.Israel [Engkish]
柔道愛好家のホームページです。個人のものとしてはかなり充実したもので、他の格闘技サイトへのリンク集やオリンピックの結果などの他に、Emergency care for Choke Holdsやミズノの柔道着通販サイトへのリンクなどの、他ではあまり見られない項目があります。

YAHOO!(JUDO)[English]
なにはなくともYAHOO!でしょう。まずはここに立ち寄りましょう。

NTHI JUDO's Homepage[Emglish]
ここもJudo-- Judo Information on the web などと同じ、柔道情報の総合サイトです。しかしあまり柔道の香りを感じさせない、お洒落な構成になっています。

Geoff's Judo Homepage
これも個人のホームページです。写真や動画、リンク集もあります。またグレイシー柔術へのリンク集もあります。

Guide To The Games : Judo[English]
アトランタオリンピック公式の中のサイトです。単なる勝敗結果の羅列ではなく、ちょっとしたレポートや、RealAudioなどによる試合の様子などもあります。


Hot Story Back Numbers
Part 1:[Chinese Dishes] Part 2:[Asian Movie]
Part 3:[Asia Internet Backborn] Part 4:[Asia Music]

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