韓国教育は受験のため、国語、英語、数学が一番重要とされる。
国語の場合、文学、文法、国語と教科書だけでも三つになる。
日本と違ったところは同じ漢字文化圏としては漢字の教育を
あまり行なっていないことである。80年代後半から韓国には
ハングルだけを使用しようとする動きがあった。それの結果、
現在韓国では漢字の使用がかなり減っている。その影響で
教育の現場でも漢字を扱うことが少なくなりつつある。
韓国では第一外国語として、中学から英語を勉強することになっている。
高校に入るとそれに第二外国語も学ぶことになる。第二外国語としては、
女子の場合フランス語、男子の場合ドイツ語が多い。(日本では第二外国語が
ある高校とない高校があるが、韓国の場合どの高校にもある)
また、商業高校や、工業高校の場合、日本語を学ぶことも多い。
高校は一般高校、商業高校、工業高校、農業高校、四つに分類される。
商業高校は女子が対象、工業高校が男子が対象となっている。
韓国には国定教科書というものがある。
国定教科書とは文部省でつくられた教科書で、ある科目に関して、
教科書はそれ一つしかない教科があるのである。
倫理、歴史(韓国歴史だけ)がその分類にはいる。
このような科目に対して、教科書が一つしか存在しないことは
韓国教育でかなり問題になっているところである。