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土佐湾で会える主なクジラ・イルカの仲間たち

マッコウクジラ
●マッコウクジラ(ハクジラ類・マッコウクジラ科)
英名:sperm whale 和名漢字:抹香鯨 
成熟個体平均体長:雄=15m 雌=13m
水深1000mもある室戸岬の南東沖がホエ一ルウォッチングエリア・外洋性で深い海を好み、浅海域にはあまり近寄らない。ハイドロフォンを利用すれぱカチッカチッカチッカチというクリック音を聞くことができる。
特徴:噴気は左斜め前方に出される。噴気孔は頭部先端左側上部に1つ。
ニタリクジラ
●ニタリクジラ(ヒゲクジラ類・ナガスクジラ科)
英名:Bryde's whale 和名漢字:似鯨 古名:カツオクジラ 
成熟個体平均体長:雄=13m 雌=13.8m
土佐湾西部全域がホエールウォッチングエリア。主に大方町沖での遭遇率が高い。沿岸浅海域にすむ定住型と、外洋域にすむ回遊型がいる。背ビレ周辺写真による個体識別を行っている=1995年14個体を識別。
特徴:噴気孔前から上顎先端にかけて3本の稜線がある
ザトウクジラ
●ザトウクジラ(ヒゲクジラ類・ナガスクジラ科)
英名:humpback whale 和名漠字:座頭鯨
成熟個体平均体長:雄=12.9m 雌=13.7m
冬季には温暖海域に、夏季には寒冷海域にと周期的に回遊する。
土佐湾では回遊の通過点として、移動中の春季と秋季に浅海域で見られる可能性が高い。
特徴:上顎、下顎に多数のコブ状の隆起がある。長い胸ビレ、頻繁にブリーチングをする、また性成熟した雄だけがラブソングを歌う。
シャチ
●シャチ(ハクジラ類・ゴンドウクジラ科(マイルカ科))
英名:killer whale 和名漢字:鯱 別名:サカマタ 
成熟個体平均体長:雄=7m 雌=6m
きわめて広い適応性をもつため海域の特定は出来ないため、土佐湾全域で見られる可能性がある。
特徴:雄の背ビレは特徴的で、直立して高さがある。体色は黒色で白い斑紋が3カ所、灰色の斑紋が背ビレの後ろにある。
ハナゴンドウ
●ハナゴンドウ(ハクジラ類・マイルカ科)
英名:Risso's dolphin 和名漢字:花巨頭 別名:マツバイルカ 
成熟個体平均体長:雄=3.3m 雌=3m
高知では「※ゴンちやん」の名前で親しまれている。温暖な海域を好む外洋性ではあるが土佐湾でよく見られる。
特徴:成熟個体には、たくさんの白い傷痕や白斑点がある。

マイルカ
●マイルカ(ハクジラ類・マイルカ科)
英名:common dolphin 和名漢字:真海豚 
成熟個体平均体長:雄=2.2m 雌=2m
温暖な海域を好む、土佐湾の沿岸部浅海域でよく見られる。
特徴:背ビレ前方体側にある黄土色の斑紋と背ビレ下にあるV字模様。

原日本・高知の自然流生活館UPTOPHOMEMAP96/7/1更新 (C)高知県