広島県では昔から豊浜町などでマダイの一本釣り漁が盛んなほか，アビ漁，能地の浮き鯛，鞆の鯛網 など伝統的な漁法も伝えられています。
　「鯛めん」，「鯛飯」などの郷土料理としても県民にも馴染みの深い魚で，平成５年は２２５トン が漁獲されています。
　また，全国各地で早くから種苗放流などが行われる中，広島県では港内に放流したマダイに一定 期間餌を与えて周辺への定着を図る「港内飼い付け」，平成６年に木江町の沖合に完成した瀬戸内 海初の「海洋牧場」により，全国の注目を集めています。