マツタケ

 マツタケは,日本の風土的所産であり食文化の代表的なきのこです。
 広島県は,日本一のマツタケ生産県です。



<マツタケの産地>

 広島県のマツタケの主な産地は,甲山町を含めた世羅地域とその周辺地域です。
収穫時期には観光マツタケ園や直販所の開設とマツタケ祭りなどのイベント が開催されるなど,マツタケ一色のにぎわいとなります。



<マツタケ山づくりの歴史>

 広島県のマツタケ山づくりの方法は,金行式環境整備施業法と言われてい ます。
 「金行幾太郎氏」は大正初期からマツタケの人工栽培の研究を始められ, 昭和30年(1955)には,マツタケ増殖の秘訣「愛林豊国の書」を発刊されるなど 昭和39年に亡くなるまで,広島県はもとより日本のマツタケ増殖の 指導に尽力されました。



<増産にむけた人工栽培への試験研究の取り組み>

 県立林業試験場では,マツタケの増産に向け,バイオ技術を利用した マツタケ菌の培養や菌が感染した苗づくり等により,マツタケのシロ( コロニー)づくりの研究に取り組んでいます。


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