国際貢献構想


1.ね ら い
 人類最初の原子爆弾の惨禍を体験した広島は,これまで平和への取組を通じて世界と つながってきましたが,国際社会の協調的秩序が求められている中で,今後とも, 全世界に対して人類の平和を訴え続けることは広島の責務です。
 戦後50周年(1995年)を一つの節目として,広島が平和の原点としての主体牲 を発揮し,未来志向で平和を広島が世界ヘアピールしていくため,平和の創出という 観点から世界の平和と繁栄に具体的に貢献していく広島国際貢献構想を策定しています。


2.広島の特性を生かした国際貢献
 この構想には,@平和への取組実績や知名度を生かした世界平和に向けた軍縮等の 推進,A被曝者医療の長年の実績と研究成果をベースとした世界の被曝者医療への 貢献,B広島の経済力,進んだ技術力,教育機能の集積等を生かした人材育成を通じた 積極的な貢献,といった広島の特性を生かした新たなプロジェクトを盛り込み1996 年度から,順次,事業化を進めることとしております。



3.国際貢献プロジェクト(案)
 現時点で考えられる広島国際貢献構想におけるプロジェクト案は,次の5つです。 国等の支援により比較的短い期間で実現を目指すものと,国際機関との連携協力を含め て中長期的な取組みを必要とするものがあります。それぞれのプロジェクトの熟度に 合わせて事業化を推進し,長期的なスパンで構想全体の実現を図ります。
 @ 被曝者医療国際医学センター整備
 A 国際緊急援助拠点整備
 B 国際人材育成拠点整備
 C 地球環境保全国際協力
 D アジア太平洋平和研究拠点整備

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