市章の意味

 片仮名の「ミハラ」を図案化し,工業都市の動感を盛り込み,市民の和と協調を表現 し,拡大発展する都市として印象づけている。



人に優しいまち,三原

 広島県中央部の中核都市三原市は,中世に三原城や神社,仏閣など相次いで建てられ ,城下町として発展してきました。
 一方,三原は古代から大陸文化の流入路・陸海交通の要衝地としてにぎわいましたが, さらに近年の広島空港の開港・山陽自動車道の開通,また,JR三原駅と三原港が至近 距離で接していることなどから,陸・海・空の交通結節都市,活力ある商・工業都市と して,新たな飛躍が期待されています。

JR三原駅から至近距離にある三原港 国立公園筆影山からの多島美

 気候が温暖で,青い海と深い緑に恵まれた自然豊かなふれあいのまち。それが三原市で す。それではまず,見所からご案内いたします。
 最初は,国立公園筆影山です。ここから眺める瀬戸内海の眺めは随一といわれていま す。特に頂上には桜の木が約2,000本植えられており,春には花見客で賑わいます 。
 また,市街地北部の県立自然公園の中には,日本屈指の禅道場として有名な臨済宗佛 通寺派本山佛通寺があります。古い杉木立に囲まれた境内は,県内有数の深山幽谷の趣 を醸し出しています。夏の新緑,秋の紅葉,冬の雪景色と自然景観の探訪に訪れ,ぜひ 一度参禅してみられてはいかがですか。
 このような景勝地と共に,お薦めは市内にある2箇所のゴルフ場です。その他に30 分以内で行けるゴルフ場が7箇所もあり,一晩泊まってのゴルフ三昧はいかがですか。 瀬戸内海一おいしい三原のタコや瀬戸内の小魚などの海の幸を肴に,地酒を堪能するの もおつなものです。三原の酒造りは室町時代にさかのぼります。江戸時代には海路献上酒とし て珍重されました。愛酒家でもある横山大観の愛した酒として,また,黒田節で有名な 三原の酒は,あなたに素敵な思い出を約束するでしょう。
 お酒と言えば祭りですが,三原には県内でも有名な祭りがあります。次に,共に4 00年以上の歴史を受け継ぐやっさ祭りと神明市の2つの祭りを紹介いたします。



夜まで乱舞,パワフル「やっさ踊り」


<三原の夏の代名詞「やっさ祭り」>

 毎年8月の第2日曜日を含む前3日間に,遠近から40万人前後の人出を集め,にぎわ うやっさ祭り。三味・太鼓・横笛の音にあわせたエネルギッシュなやっさ踊りの渦が街 中を練り歩き,市民と観光客が一体となって夏の夜を盛り上げます。


露店がずらり新明市

<山陽路に春の訪れを告げる「神明市」>

 約400年の伝統を今日に受け継いでおり,全国から数百の露天商等が軒を連ねます 。毎年2月,第2日曜日を含む前3日間に行われ,約20万人の人出でにぎわい,特に 名物だるま市・植木市は有名です。



 美しい自然と,歴史のあるまち三原は,現在,平成7年4月に開学した県立保健福祉短 期大学を拠点とした「保健福祉学園都市構想」に基づき,総合福祉健康センターの設置 をはじめとして,新たに人に優しいまちづくりをめざしています。ぜひ人に優しい三原 市を一度訪れてみてください。


人に優しいまちづくりの核,
県立保健福祉短期大学


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