創業以来、杉の丸太を使用してきた電柱にも、革新の時がきました。電話需要の増加にともない、電柱用の杉の伐採量も年々増え続けます。当時杉伐採される杉の30〜50%が電柱用であり、近い将来、適齢材はなくなるのではという懸念の声がではじめます。コンクリートポールは、高価で重く、作業工法が複雑になるという問題点もありましたが、半永久的であり、形状も一定しており、量産も可能のというのが魅力でした。次第に杉の電柱が街から姿を消してゆくこととなります。