明治23年(1890)12月16日、東京と横浜で電話事業が開始されました。この創業時に使用された電話機がガワーベル(Gower-Bell)電話機で、明治20年(1887)にイギリスから渡来したものをもとに国産化されたものでした。ガワーベル電話機は、以前から使用されていたベルの受話器にイギリスのガワー(F.A.Gower)が、明治12年(1879)に考案した送話器を組み合わせたもので、名前はこれに由来しています。