戦災による電話の破壊、さらに復興への動きと電話需要の増大などが相まって電話不足の悩みは深刻となりました。このようなことから通信機関の拡張をはかる目的で考えられたのが、昭和26年11月1日に登場した商店の電話を公衆用として使わせてもらう簡易公衆電話でした。この簡易公衆電話の構想を実現可能にしたのは、4号電話機のすばらしい性能によるところが大きく、次第にその数も増え、昭和30年ごろにはテレフォンカフェも登場しました。