明治29年(1896)7月、従来使用されていたガワーベル電話機に代わり、より高感度なデルビル磁石式電話機が採用されることになりました。この電話機は内部に磁石式発電機をもち、これ以後「磁石式電話機」という呼称が用いられるようになりました。デルビル磁石式電話機は送話器の構造が簡単で維持も容易なので普通加入者用として昭和40年(1965)頃まで使用されました。
日清戦争
を境に
電話需要は増え続け
、明治29年には2800人にすぎなかった
加入者数
が明治37年には35000人にのぼりました。