(電子メール、携帯FAX) |
PHS端末には、音声を32kbit/sのディジタル信号に変換するADPCMコーデックが入っています。この端末をデータ通信(非電話)サービス等に適用するには、データ信号を音声と同じアナログ信号に変換して(音声と見なして)送受信する必要があります。このため外付けモデムを用います。実験では、4.8kbit/s(回線品質状態により2.4kbit/sヘフォールバック)のモデムを用いています。
電子手帳や携帯形コンピュータをPHS端末を通してメールサーバに接続すれば、ワイヤレス環境で電子メールの送受信ができます。同様に「携帯FAX」を用いれば、PHS端末を介して、ワイヤレス環境で既存網のFAXとの送受信ができます。G3FAXと同等の品質が確保できます。これらのサービスを利用すると、出先でのスケジュール管理や販売在庫管理が可能となるため、納期の短縮等、顧客サービスの向上に有効です。