電話機が増大するとともに、多くの人の手を要する手動交換式から機械が接続する自動交換機へと切り替えられました。S×S交換機は、発信電話機のダイヤルから送り出されるダイヤルパスによって交換機内の選択機が上昇回転し、これにより電話回線を自動的に選択して相手加入者に接続するものです。ダイヤル数字1桁ごとに10進法に従って順次動作する選択機を数段組み合わせて選択を行うことから、通称段段式ともいわれる交換機の代表的なものでした。