文:シン・タンニィ
初めまして、私は中国のシン・タンニィといいます。 北京に住んでいて、住所は、北京市朝陽区芳草地西街23号です。 今年12歳で、小学校6年生、でももうすぐ中学生になります。 干支でいうとねずみ年なんですが、日本にも十二支ってありますか? 今度教えてくださいね。私のタンニィって言う名前は、お祖父さんがつけてくれたんです。 タン(丹)っていうのは紅っていう意味、ニィ(女篇に尼)っていうのは”女の子”っていう意味です。 お祖父さんは私に、毎日向上心を持ち続ける立派な子になってほしいと願ってつけてくれたんです。 お祖父さんは大好きです、「絶対期待にこたえなくちゃっ」てがんばっています。
学校では毎年、「徳」「知」「体」の優れた「三好学生」に選ばれるようにがんばっているし。 それにね、全国の作文コンクールで2回三等賞をとったんです。 その中のひとつは、中日小学生作文コンクールだったから、とってもうれしかった。 作文は得意なんです。
こんなふうにいろいろとがんばっているんだけど、やっぱり勉強は大変です。 学校は毎日7時限目まであるし、授業は、国語、数学、英語、歴史、道徳、体育、音楽、美術、それに労働っていう課もあるんです、宿題もすごくたくさんあるし・・・。 でも、勉強は忙しいけど、とても充実してる気がします。
勉強以外にも、趣味はたくさんあるんですよ。 まず読書、どんな内容の本でも大好き。 あとは水泳も好きだし・・・それから登山! 今まで登った山で一番高い山はヒマラヤと富士山・・・といいたいところだけど、本当は北京の香山なんです。 まだ北京以外の山には登ったことがないの、残念だなあ・・・。 でも、秋の香山は一面が紅いカエデでとってもきれいなんです。 日本では、春になると桜の花が咲くそうですが、きっと、それにも負けないくらいだと思いますよ。
私は、もし機会があったら、絶対日本に行ってみたいとおもってます。 日本のお友達は、毎日どんなふうに生活しているのか、とても興味があるから。 それに富士山にも登ってみたいし、桜も観たい! みなさんも、いつかぜひ中国に遊びに来てください。 北京は古い都で、とっても素敵な街だし、絶対退屈しないことうけあいです。 それでは、みなさんにお会いできる日を、楽しみにしています。
再見!
1996年6月1日
翻訳:五島直子
北京にて
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