中国のコンピューターアートの現状に関して

文:王易


 中国におけるコンピューターアート発展の端緒は、1980年末にさかのぼることができる。 しかし、当時の広がりとしては、いくつかの企業内及びコンピューター研究にたずさわる国家機関のみ、という状況であった。
 1990年代初めになって、コンピューターを使った設計及び出版印刷にたずさわる部所が企業内に設置されるようになり、若いクリエイティブスタッフたちがそれを担当することになった。
 1993年、北京の中央美術学院の画廊で中国で初めてのコンピューターアート作品展示会が行われたのを契機に、1994年から1995年初めまでの間、北京及びその他の省市において、中小規模のコンピューターアートに関する展覧会があいついで開催される。
 1996年、中国大陸で初めてのコンピューターアート誌「電脳創芸」が創刊。
 現在、中国においてコンピューターアートにたずさわる人は、音楽、美術、映像などの分野で数千人を優に越えているだろう。
 未来の展望としては、まず中国が、コンピューターアーテイストを多く世界に輩出すること。さらにインターネットを通じて世界中のコンピューターアーテイストとの交流を深め、共に世界の科学芸術の発展を推し進めていけることを願っている。




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