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タイトル:2050年のキイワード 番外編


  1. 日本の流れ

           
    1900年−−−−−−− 1950年−−−−−−− 2000年−−−−−−− 2050年
    明治33年 昭和25年 平成12年 ?
    富国強兵 経済成長 地球環境 ?
    イギリス文化 アメリカ文化 アジア文化 ?
    戦争と敗戦 冷戦時代とその終結
    大量生産大量
    個性化、冷戦終結
    リサイクル・省資源
    ?


  2. 21世紀のキイワード

    1. ストック社会へ移行

      20世紀後半の50年は、大量生産大量消費、使い捨てに象徴されるフロー 社会であった。このことはGNPのように経済をフローで捉えることにも見られる。しかし20世紀末には先進国での資源、廃棄物、環境などの問題が大きくなり、発展途上国が工業化を 進めるに伴って、地球の存続を問うより深刻な問題となり、フロー社会は見直しせざるを得なく なっていた。フロー社会の対置概念としてストック社会という言葉を使ったが、ここでは1 900年以前の社会に見られた、少量消費・逸品生産、長持ちする物が良いものであるなどといった価値観を取り入れた、地球との共存社会をイメージしている。 この社会では、一部素材を除いて量産体制は不要となり、電力・ガス(メタンガス)など エネルギーも個人が自家消費用に製造する技術の開発など、生産の分散化・自給化が進んでいくと思われる。このことは情報システムの進展に伴ってますます増強されるもの と思われる。商品に対する評価も、個人の価値観による選択が重視され、ブランドや流行が重視 されなくなり、修理やメンイナンスの事業が復活すると思われる。自分の物に愛着を持ち、逸品 や一品、本物にこだわり、職人技が見直される。



    2. 情報化の推進と戦争の終焉

      20世紀末の25年に情報システムは急速に発展した。情報の流通が大量・ 即時に 行われることの影響は、非常に大きいものと思われる。20世紀には未だ明確にその兆候は見られないものの、情報化の進展は庶民にすべてを公開することに進展し、社会の透明性と平等性を進め、権力機構としての国家構造が根本から変わる可能性が ある。戦争の構造も研究され、支配層や指導者により時に人為的に作られた危機 の実態が明らかになり、民族紛争を含む戦争の大部分が、庶民からすれば無意味のものであることが、情報の公開と流通により明らかになり戦争を終焉に導くことになる。また戦争は一方で非常 な大量消費であり、戦争の終焉はストック社会化へのより強いアクセルになる。 さらに情報の流通はこれまでの国境の意味を薄れさせ、経済だけでなく政治 や文化も含めたボーダーレス社会を出現させる大きな力になろう。戦後一部の人々が唱えた一つの世界が実現するのも夢でなかろう。



    3. 個性の尊重

      情報化の進展とストック社会化の進展は、これまでより以上に個性の尊重が 重視される。人格の平等、人権の尊重、社会的弱者消滅これら20世紀を通じてなかなか実現されなかった事が、今までのシステムが崩壊して新しいシステムに移行することにより実現が 可能になる。生活様式の選択、職業の選択(大企業への就職が有利な職業でなく、職人技が 見直される時代で職業選択の幅が広がる)学習・学歴の選択が広がり、またこの選択のための情報も豊富に得ることができ、個人の自由が確保されるためである。



    4. 余暇時間の増加

      大量消費の終焉に伴い、生産活動も個人化されるため、ワークシェアリング が行われ、週間の勤務時間が減り、余暇時間が増加する。勿論その余暇時間を使って個人的生産活動を行うので、全体としての生産かさどう時間は減っているわけで無いが、自分の自由意 思でなかばホビー的に行う、農産物の生産や日曜大工的な家具つくりや家の修理などで、余暇時 間と見なせよう。






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