京都を国際モザイク地域に
2 内容
平安建都の際、京都には既に秦氏等、高度な技術と文化を有する
渡来人が住んでおり、その人達が首都造営に大きな力を発揮したと
伝えられています。その後も、京都は広く海外の文化、技術、を積
極的に受け入れ、それをとぎすまされた感性「和」の世界に昇華し
てきました。こうした先人の、積み重ねが京都の基盤となっていま
す。そして培われた資源が、今度は世界に向けて様々な影響を与え
ていると言えましょう。
来るべき21世紀は、従来の輸入型だけでは、京都の役割は果たせ
ないと思います。
もっと京都を舞台にした本格的交流が展開される必要があります
。京都に定住或いは長期滞在している人口が、京都の3分の1位に
なる様な、計画を作って行くべきではないでしょうか。アジアの時
代に、日本海に面した良港も持っていることも十分活かして行くべ
きだと考えています。特に、世界の有識者がもっと京都に定住して
活躍できる仕組みや、その支援策の充実が望まれます。