キュッキュッ -知恩院さんの七不思議・うぐいす張り- 知恩院御影堂・うぐいす張りの廊下を歩く音 |
うぐいす張り 浄土宗の宗祖法然上人ゆかりの大伽藍知恩院は、徳川家との深い関わりにおいて寺観が整えられてきたため、侵入者に対する防御として「うぐいす張り」の様なつくりが施されたとも伝えられる。 二条城でも有名なこのうぐいす張りには、廊下の板を床下で根太につなぎ止める「目かす」という「かすがい」の一種が用いられている。廊下の板を踏むと、微妙な板の反りが「目かす」に伝わり根太と擦れあう時にうぐいすのさえずりを発するのである。うぐいす張りは日本の木造建築における繊細な技術のひとつでもある。 |
御影堂から集会堂への廊下を歩くと鳥のさえずるような音がする。 | |
御影堂の庇の梁に、名工左甚五郎が残したと伝えられる傘がある。 | |
大方丈の杉戸に描かれた猫。どこから見ても正面を向いているように見える。 | |
大方丈の襖絵。リアルに描かれた雀が絵から抜け出た。 | |
山門にある棺のなかにある木像。山門建築の予算が超過したため自刀したといわれる造営奉行が彫ったと伝えられる。 | |
大方丈の入り口廊下の梁に掛けられている長さ2.5mもの杓子。 | |
黒門への登り口にある石。二条城からの抜け穴の出口だったという伝説。 |
インフォメーション 知恩院 |