こうてやぁ
-京の食文化をかいま見る・錦市場-
錦市場・売り声




錦市場は、四条烏丸という京都のビジネス中心街のすぐそばから約400mに渡って連なる食品中心の商店街である。
古くから魚や鳥肉、京都独特の加工食品を扱う市場としてその歴史を重ねてきた。
最近では老舗が出店するアンテナショップや和風感覚を活かしたハイセンスな店舗も増え、古くからの店舗とリズミカルなコントラストを醸しだしている。
観光客の来店も増え、雰囲気が変わったという地元の声もあるが、伝統ある京都の食文化を支える心意気と、錦ならではの確かな食材の品揃えは決して変わってはいないのである。


京の食文化

古来より長らく政治の中心地で、成熟した文化が栄えた京都には、京料理という比類を見ない食文化が花開き、いまも新しい試みを続けて発展し続けている。
錦市場が京の食文化に果たした役割も大きいのである。
京の台所と呼ばれるように、ここに並べられる食材は高級料亭で出される料理に、ふつうの家の晩ご飯にと京都のあらゆる食をカバーする。
つまり、料亭で使われるような食材も、一般家庭のおばんざいに日常的に取り入れられているところが京の食の伝統と深さなのだ。


インフォメーション

京都錦市場商店街振興組合
  • 京都市中京区富小路通四条上る西大文字町609 番地



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