神饌(しんせん)を調理するために、忌火(いみび)をきります。登呂遺跡から出た弥生時代のものと同じ火きり具を用いて、木と木を摩擦して火種を起こします。ヒノキの板にヤマビワでできた心棒を激しく上下に摩擦させると、数分で火種が生じます。ただしこれは、熟練のいる大変な仕事。毎朝、ベテランの神職が古代人になったつもりで一心不乱に祈りをこめて火を起こします。




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