毒抜きはできるのか
キノコの俗説・誤解
「塩漬けにすれば毒が抜ける?」
ベニテングタケのイボテン酸を抜く方法として、信州・佐久地方などで塩漬けにされていることから流布した俗説と思われます。確かに塩漬けで抜ける毒もありますが、全く抜けない毒もあります。また、毒を抜くことができるとしても、その方法には長い伝統によって培われた微妙な技術があっての話で、安易にまねるのは危険。また、クサウラベニタケなどシメジの仲間の毒抜きとして里芋(またはナス)と煮れば毒が抜けると伝えられていますが根拠はありません。
シャグマアミガサタケは、ごらんのようにグロテスクな形をしています。そして猛毒があり、肝臓障害や黄だんが出て、死に至ることがあります。でも、熱を加えると毒が消えるという特徴があります。日本ではあまり見かけませんが、キノコ好きの北欧諸国ではスーパーマーケットでシイタケのように売っています。もちろん、地元の人はその食べ方をよく知っているのですが、皆さんは、真似されないほうが賢明でしょう。
シャグマアミガサタケ