須田悦弘 |
ただリアルにつくるということに終始しようとは思わない。私は自然に存在するものと同じくらいに人が手を使い、手垢がつくぐらい、いじくりまわしてつくったものに興味があるんです。なぜ人がつくったものに惹かれるかというと、やっぱり人間だからだと思うのです。で、そうしてつくられたもののみを見るということは不可能なんです。ものを見るときに周りの空間が目に入らないわけがない。ならば、その空間もより重要だと私は考えます。
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1996年 東京インスタレイシヨン3 ギャラリイK(東京) 木に彩色 |
1996年 東京インスタレイシヨン3 ギャラリイK(東京) 木に彩色 |
ある場所に、ある筈のない、あるものと、ある時を、ある場合にのみ、存在させる
その「あるもの」が今のところ私には木で彫られた植物なのです。植物は(少々メルヘンチックな言い方かもしれませんが)どこかに種を落とした時その環境に適応するために多少自分を変えなければ生きれない。私の中に種が落ちたときには、私の環境にあわせないといけない。たまたま私は木を彫る人だった。だから私の中では植物は木で彫られた状態で自分を型作っていく、そんなことも考えたりします。
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1996年 東京インスタレイシヨン2 2/3 ギャラリー360°(東京) 木に彩色 |
1995年 東京インスタレイシヨン2 ギャラリイK(東京) 木に彩色 |
1994年 東京インスタレイシヨン 銀座大和パーキング (東京) ブリキ、純金、鉄、和紙、 木に彩色 |
今後の予定 | |
上大岡アートプロジェクト参加 | |
会 期 | 1997年3月 |
個展 | |
タイトル | RAUM98 |
会 期 | 1997年3月1日(土)〜3月31日(月) |
会 場 | ヴォーン・マシーネ(ベルリン) |
会 期 | 1997年6月 |
会 場 | ギャラリー小柳(東京) |
グループ展 | |
タイトル | SPACE and BETWEEN |
会 期 | 1997年1月9日(木)〜2月9日(日) |
会 場 | D'AMELIO TERRAS (ニョーヨーク) |
Copyright (c) Dai Nippon Printing Co., Ltd. 1996
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